ザッカーバーグの目標は、未来はデジタルと物理的なものの融合であると人々に納得させること？

覚えているかどうかわからないが、マーク・ザッカーバーグは2021年に社名をフェイスブックからメタに変更し、それ以来、未来のレジャーや仕事の場となる3次元仮想現実「メタバース」の構築に力を注いでいる……そう言われていた。

しかし、メタバースは2021年以降、輝きを失っている。ディズニーのような企業はメタバース部門を閉鎖し、この言葉を使わなくなり、暗号通貨ベースのスタートアップのメタバースは静かに低迷、あるいは崩壊した。

2022年、MetaのReality Labs部門は137億ドルの営業損失を計上した。しかし、Meta Connect 2023で、ザッカーバーグはメタバースを諦めたわけではない。

以前は、まったく新しいデジタル世界としてのメタバースに焦点を当てていた。そして今、彼の目標は、未来はデジタルと物理的なものの融合であると人々に納得させることである。

当初のザッカーバーグが言っていたこと。→ マークザッカーバーグがYoutubeで語る・伝えるメタバース見習うべきポイント、読み取るべき本当のポイント

メタバースは私たちに適応するように変化した

今年のコネクトでザッカーバーグは、現代の “現実世界 “は物理的なものと、まだ構築されつつあるデジタルの世界を組み合わせたものであり、そのすべてが “メタバースと呼ぶこの概念 “に組み込まれていると強調した。

メタは仮想空間と物理空間の統合に長年取り組んできた。しかし、その言説は2021年の彼のプレゼンテーションとは明らかに異なっていた。COVID-19が大流行するなか、彼は次の10年で、ほとんどの人が、主にメタ社のHorizon Worldsプラットフォーム上で、インターネットの3次元的で完全没入型のバージョンで時間を過ごすようになると約束した。

メタは、多くの企業が行ってきたようにメタバースを放棄することはできない。結局のところ、メタバースはその名の通りメタバースなのだ。メタにとって幸運なことに、メタバースは常に微妙な言葉だ。VRなのか？AIなのか？ゲームなのか？いずれわかるだろう。