岡山大学病院 遠隔地の希少がん患者と家族をつなぐメタバース運用を開始

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By meta-verse.

岡山大学病院 遠隔地の希少がん患者と家族をつなぐメタバース運用を開始とプレスリリース

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概 要 

国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の岡山大学病院では、2014年4月に西日本で初となるサルコーマ(肉腫)センターを開設し、診療を行っていますが、骨にできる悪性骨腫瘍などは、いわゆる「希少がん」であり、しかも小児や思春期・若年成人(Adolescent and Young Adult, AYA)世代に多く発症するため、その精神的なケアが非常に大切です。

 メンタルケアの為には、同じ疾患を経験している患者さん同士がお互いの悩みなどを話し合える環境が重要ですが、希少疾患のため、入院治療中に同じ疾患かつ、同世代の患者さん同士が話せる機会は殆どなく、孤独な病との闘いが長期に渡っている状態です。また、希少疾患はそのご家族同士の交流の場も少なく、社会生活上の情報交換などが十分には行えていないため、情報交換の場が長年求められてきました。

 これらの問題を解決するため、岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)医療情報化診療支援技術開発講座の長谷井嬢准教授(整形外科)は、2023年6月に遠隔地の患者さんやご家族を繋げるメタバースを開発し、空間の公開を開始しました。現在は、遠隔地の患者さん同士の交流を行うために、全国の拠点病院病院と各診療科との調整を行っており、2023年中には試験運用を開始する予定とのこと。

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