マークザッカーバーグがYoutube語る・伝えるメタバース 見習うべきポイント、読み取るべき本当のポイント

facebookをMetaに変えたザッカーバーグ、意図はどこにあったのか熱はどこにあったのか。語るYoutubeから見習うべきポイント、読み取るべき本当のポイントを読み取っていきたいと思います。ヴァージのマーク・イン・ザ・メタバースでも分析されていますのでそちらも参考に見ていきたいと思います。

メタへの移行

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、野心的な新しい取り組みについて社員に語った。フェイスブックの未来は、コネクテッド・ソーシャル・アプリケーションとそれをサポートするハードウェアを構築するという現在のプロジェクトをはるかに超えるものだ。その代わりに、フェイスブックはSFから飛び出してきたような、最大主義的で相互接続された一連の体験、つまりメタバースと呼ばれる世界を構築することに努める、と彼は言った。

コミュニティ、クリエイター、コマース、バーチャルリアリティのための製品に焦点を当てた同社の各部門は、このビジョンを実現するためにますます努力するだろうと、彼は従業員への遠隔演説で述べた。「私が最も興味深いと思うのは、これらのテーマがどのように組み合わさって、より大きなアイデアになっていくかということです」とザッカーバーグは語った。「私たちの包括的な目標は、メタバースに命を吹き込むことです」。

メタバースは今、注目を集めている。ニール・スティーブンソンが1992年に発表したSF小説『スノウ・クラッシュ』の中で生まれたこの言葉は、物理的現実、拡張現実、仮想現実がオンライン上の共有空間に融合することを指す。今月初め、『ニューヨーク・タイムズ』紙は、エピック・ゲームズの『フォートナイト』や『ロブロックス』、さらには『とびだせ どうぶつの森』などの企業や製品が、いかにメタバース的であるかを調査した： Epic Gamesの『Fortnite』や『Roblox』、さらには『どうぶつの森』といった企業や製品が、メタバース的な要素をますます強めていることを『The New York Times』が調査した。(Epic GamesのCEOであるティム・スウィーニーは、何ヶ月も前からメタバースに貢献したいという願望を語っている）。

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“私たちは、人々が私たちを主にソーシャルメディア企業として見ることから、メタバース企業へと効果的に移行する”

ザッカーバーグは、メタバースは「具現化されたインターネット」であり、さまざまなプレーヤーによって分散的に運営されると述べた。

ザッカーバーグが発表した、ソーシャル・プレゼンス、オフィス・ワーク、エンターテインメントにまたがる、より最大主義的なバージョンのフェイスブックを構築するという意図は、米国政府が現在の会社を解体しようとしているときに現れた。議会を通過中の法案パッケージは、同社にインスタグラムとWhatsAppのスピンアウトを強制する可能性があり、フェイスブックが将来的に買収を行ったり、ハードウェア製品と連携したサービスを提供したりすることを制限する。

同時にザッカーバーグは、メタバースは個人のクリエイターやアーティスト、現在の都心から遠く離れた場所で仕事をしたり家を持ったりしたい個人、教育やレクリエーションの機会が限られている場所に住んでいる人々に大きな機会をもたらすだろうと述べた。実現されたメタバースは、実用的なテレポーテーション・デバイスの次善の策になりうる、と彼は言う。フェイスブックは、クエスト・ヘッドセットを製造しているオキュラス社とともに、その開発を試みている。

「これは、インターネットとの関わりを深めることが主目的ではないと思う。もっと自然に関わることだと思う」。

都市で犯罪と闘うようなものだ。都市の犯罪を完全に解決できるとは誰も思っていない。

「私たちは基本的に、この小さくて光る四角形を通して私たちの生活やコミュニケーションを仲介している。それは、人々が交流するために作られた方法ではないと思う。

多くの人がメタバースについて考えるとき、バーチャルリアリティのことだけを考えていると思います。なぜなら、最も明確な形で臨場感を提供する技術だからだ。しかし、メタバースは仮想現実だけではありません。VRやARだけでなく、PCやモバイル機器、ゲーム機など、私たちのさまざまなコンピューティング・プラットフォームすべてにアクセスできるようになるのです。そういえば、多くの人がメタバースについて、主にゲームに関するものだと考えています。エンターテインメントは明らかにその大きな部分を占めると思いますが、私はこれが単なるゲームだとは思いません。これは、私たちが一緒にいることができる持続的で同期的な環境であり、おそらく現在私たちが見ているソーシャル・プラットフォームのハイブリッドのようなものになると思います。

3Dである必要はありません。スマホから3Dコンサートのような体験に飛び込むことができるかもしれない。使用例についてもっと詳しく説明したいのですが、全体的に見て、これはテクノロジー産業にとって次の章の本当に大きな部分になると思います。

私たちが取り組んでいる最大のテーマの多くに触れています。コミュニティやクリエイター、デジタル・コマース、仮想現実や拡張現実のような次のコンピューティング・プラットフォームの構築などです。現在フェイスブックで行っているこれらのさまざまなイニシアチブは、基本的にすべて一緒になって、このメタバース・ビジョンの構築に貢献することになると思います。

朝起きてから寝るまで、想像できることはほとんど何でもメタバースに飛び込むことができる

もしこれがうまくいけば、今後5年かそこらで、この会社の次の章では、私たちが主にソーシャルメディア企業であるという見方から、メタバース企業であるという見方へと効果的に移行していくだろうと考えています。そして明らかに、今日人々が使っているアプリ全体で私たちが行っているすべての仕事は、コミュニティとクリエイターの構築という点で、このビジョンに直接貢献しています。ですから、ここには飛び込むべきことがたくさんあります。どのような方向に持っていきたいのか興味があります。しかし、これは私が多くの時間を費やし、多くのことを考え、多くのことに取り組んでいることです。そしてそれは、私たちがこの業界全体で行おうとしている仕事にとって、次の章の大きな部分を占めるものだと思う。

これはかなり遠い将来のビジョンのように感じられるが、その一部は現在目に見えており、まとまりつつある。全体的には、インターネットがあり得る姿の非常に最大主義的なバージョンに感じられると思います。朝起きてから寝るまで、想像できることはほとんど何でもメタバースに飛び込むことができる。そしておそらく私たちの何人かは、すでにそのようにインターネットを使っている。

しかし、この説明は、『レディ・プレイヤー・ワン』や『スノウ・クラッシュ』のような本でおなじみのメタバース、あるいは今日の『フォートナイト』のような、仕事を含む私たちの生活の最も重要な側面のいくつかが、このような仮想空間の中で生活し、実行されているようなものに近いように感じられる。それらは、あなたが話しているような世界の良い例えになりますか？

“人々はアプリのグリッドで物事をナビゲートすることを意図していない”

私たちが拡張現実とバーチャル・リアリティにこれほど投資している理由のひとつは、携帯電話がフェイスブックと同じ時期に登場したことです。だから、私の視点では、あまり自然な形で発展してこなかった。人々は、アプリのグリッドで物事をナビゲートすることを意図していません。私たちは、他の人たちと一緒にいることを考えれば、もっと自然に交流できると思います。私たちは、人と人との交流や彼らとの行動を通して、自分自身を方向づけ、世界について考える。そして、もし私たちが次のコンピューティング・プラットフォームを構築する手助けをし、より自然で、人と一緒にいることをより感じられるような体験をすることができれば、それはとてもポジティブなことだと思います。

VRヘルメットをかぶって一日中働くことが必ずしも自然だとは思わないかもしれませんが、慣れるものなのかもしれません。しかし、メタバースが現在存在しないような仕事を生み出す可能性について、あなたが言っていたことにとても興味があります。あなたが構築したいこの世界では、どのような斬新な新しい形の仕事が起こると思いますか？

これが人々の主な働き方になる前に、テクノロジーには明らかに複数の進化が必要であり、実現する必要があります。しかし、私はこの10年の終わりにはそこに到達していると思う。現在のVRヘッドセットは、まだ少し不格好で、理想よりも少し重いかもしれない。より高い解像度を持ち、テキストをより読みやすくするなど、様々なことを表現できるように進化する必要がある。しかし、私たちはそこに到達しつつあり、各バージョンはどんどん良くなっている。そして、クエスト2は、人々がどのように使っているかという点で、今のところ本当にヒットしている。

“各企業は独自のメタバースを持たない方が良い”

将来、人々が個々の企業が行う仕事をメタバースと呼ぶようになるとは思わない。願わくば、より相互運用性が高く、モノとモノの間をテレポートできるようなシステムを構築することに集団で成功すれば、それはすべてメタバースになるはずで、各企業が独自のメタバースを持つべきではありません。願わくば将来、ある企業がメタバースを構築しているかどうかを尋ねることは、ある企業にインターネットの状況を尋ねるのと同じくらい馬鹿げているように聞こえるだろう。

その他

参考：Youtube